居酒屋やお店の軒先、お祭りなどで見かける提灯には文字が入っています。
普段は気になりませんが、文字入りの提灯って意外と見る機会が多いんです♪
今回は、日常のどんな場所に、名入れ提灯が飾られているのかまとめてみました!
筆者が見かけた提灯
筆者は、地域のお祭りで、家の玄関付近に飾っているものを見たことがあります。
地域のお祭りでは、家々に提灯が飾られていることが多くて、日常とは違った雰囲気になります。
その他にも、神社に提灯が飾ってあると「今日はこの辺りのお祭りなんだな~」としみじみ感じます。
そういえば、お花見をする場所でも夜にライトアップしてある提灯があって、しかも綺麗ですよね☆
提灯は照明器具としての役割
今は電気で明かりを照らしていますが、昔は提灯の中にロウソクを立てて明かりを照らしていました。
また、懐中電灯の役割も果たしていました。
もともと「堤」という字は、手に下げるという意味があって、携帯出来る明かりを意味するんです。
風が吹いても消えない理由
提灯は周りに和紙や障子紙が貼られているので、風で火が消えることもなく、上下には穴が空いていて、空気が通るようになっています。
酸素不足で火が消えることのない造りになっているんですよ~ (@.@)
この仕組みを考えた人、賢いですね~!
日本の大きな赤い提灯?
日本の観光地として有名な浅草には、大きな赤い提灯がありますよね。
提灯の表には、雷門と名が入っていますが、裏面は何と書いてあるか、知っていますか?
表は知っていても、裏の文字まで知っている人は少ないのではないでしょうか? 答えは後ほど☆
現在、浅草寺にあるあの大きな提灯は、高さ3.9m、直径3.3m、重さが700kgもあります。
本体は丹波産の竹の骨組みで、福井県産のコウゾ100%の和紙を約300枚貼り合わせて作ってあり、上下の張り輪の部分は、金属製の化粧輪と龍の木彫が施されています。立派ですねぇ~。)゚0゚( ホェー!!
提灯の種類、形、目的
提灯には色々な形があります。
大きく分類すると「高張提灯」「弓張提灯」「箱提灯」の3つがあり、またその中でも、長型、丸型、卵型、細長型と分かれています。
高張提灯
江戸時代に武家で使われていた照明器具でしたが、時代とともに芝居小屋や遊郭でも利用されるようになり、今では通夜、お葬式などで使われています。
弓張提灯
竹弓の弾力性を利用して火袋(ひぶくろ)を上下に張って安定させたもので、敏速な行動をしてもグラつかず、火が消えないようになっているので、火消人足、御用聞きなどが利用しました。
箱提灯
上下に丸い蓋があり、大型の円筒形の提灯で、畳むと全部が蓋の中に収まる提灯です。一般的に提灯をイメージするのがこの提灯ですね。
盆提灯
お盆の時にご先祖様を供養するため、仏壇等の前に飾ります。
御神提灯
神前に供えたり、芸能の縁起を担いて飾ります。
看板提灯
食べ物の名前や店名が入った提灯でお店の看板として飾ります。寄席では落語家さんの名前をいれた提灯がずら~っと並んでいます。
提灯の名入れとは?
提灯には、文字が書かれているものがあります。
例えば、家紋や屋号、苗字、お土産さんでは、それぞれの地名などが入ったものが売られています。
旅の記念に購入して、コレクションにする人もいます。
自分の好きな文字をオーダーして、オリジナルの提灯を作ることもできるんです。
文字ではなく、風景などの絵が描かれた提灯もありますよ。
どんな時に入れる?
神事やお祭りはもちろん、結婚式、誕生日、コンサートなどの様々なイベント時に、または提灯を新しく作る時に入れる人が多いようです。
形も色もオリジナルで作れるし、名入れで文字を入れてもらうときも好きな文字を注文できるので、アイデア次第で色々な場所に使えそうですね☆
家で使うならデザインに凝ってみるのもいいですし、イベントで使うなら俳句なんかを入れて、沢山並べて目立つようにしても面白いかも!
どこで入れてもらえる?費用は?
店頭で入れてもらう事も出来ますが、今ではネットで簡単に注文して、発送してもらう事も可能です。
形、素材、職人によって書かれたものなど、種類も沢山あります。
カラーや画像を入れたりと、注文内容よって費用は違ってきますが、何千円から購入出来ますよ。
自分で入れることもできる?
無地のものが販売されていますので、自分で好きなように名入れ出来ます。
制作する楽しみも味わえますね^^ 同時に費用も抑えられそうです♪
最近ではペーパーランタンとして人気があり、100円ショップの装飾品を使ってインテリアに取り入れる提灯ガールもいるんですよ。インスタ映えしますね!
提灯祭も素敵♪
あ~。何処かの提灯祭りに出掛けたくなってきました。沢山の提灯を実際にこの目で見て堪能したいです。
写真で見るのも綺麗ですが、実際に見ることが出来たらもっと素敵ですよね。
手始めに部屋のインテリアとして自分で作って飾るのも良いですね。
種類も沢山あってどれにしようか?迷ってしまいます。
皆さんも一度「提灯」について調べてみてくださいね (。・ェ・)っ/
そうそう。先ほど質問した提灯の裏側の文字ですが、答えは「風雷神門」です。正解しました?