京都は観光やパワースポット、歴史の町としても大変人気のあるエリアです。
お寺や神社、お店も多く、何度でも訪れたくなりますね^^
また、舞子や花魁などの着付け体験が出来るのも魅力の一つ♡
今回はその中で「花魁」体験についてご紹介したいと思います。
筆者の体験から
「わあ!すごい!綺麗な写真!これは、もしかして、あなた?」
「そう。私。」
「どこで撮ってもらったの?」
「京都だよ♡」
筆者の友達が、LINEの写真にアップしていたのが、花魁姿の自身の写真でした。
とても華やかで綺麗で、普段とは違う友人の姿に、驚きと興味が湧きました。
花魁とは?
語源は女郎の妹分(後輩)たちが「おいらの所の姉さん」と呼んでいたこととされています。
遊郭に売られてきた娘たちは、先輩の女郎について修行します。
後輩は誰しも、自分の所の先輩(姉さん)が一番!と自慢したいのです。
太夫とは違うの?
花魁に似ている姿で「太夫(たゆう)」という言葉もあるのですが、こちらは芸娼の上級者のことを言います。
現代の高級娼婦、高級愛人などに該当します。
また、芝居や見世物の看板女優も太夫と呼ばれることがあります。
遊郭は日本各地にあったようですが、江戸の遊郭は代表的な娯楽の場で、文化の発信地でもありました。
?
小梅太夫は芸娼ではなく、芸人です。(笑)
花魁は華やかだけど・・・
女郎は、借金の肩代わりとして売られ、遊郭で働くことになる女の人が殆どでした。
働いても簡単に借金が減ることは無く、遊郭から出ることも出来ませんでした。
中には「足抜け」と呼ばれる、脱走を試みる人も居ましたが、大抵は見つかり、ひどい折檻(お仕置き)を受けました。
花魁になると
高下駄を履いて、花魁道中が出来るようになれば一人前として扱われます。
花魁を指名できるようなお客は、お金と権力がある男性か、または自身も借金をしてまで、のめり込んでしまった人たち。
店側もお金になるので、花魁は大切に扱います。
また、花魁の特権としてお客を選ぶこともできました。
何故花魁体験が人気なの?
京都では舞子体験も人気がありますね。
舞子は初々しい清純なイメージがあるのに対し、花魁は凛とした成熟した女性というイメージです。
男女問わず、見かけだけではなく、人を引き付ける素敵な女性だからこそ、なることができた花魁。
そういった女性に憧れ、自分も一度はなってみたいと思う現代の女性から人気が出ているのですね^^
体験できる場所として、京都は歴史的にも、雰囲気としても人気があるのです。
女性なら、綺麗や可愛いという言葉を言われたら、嬉しいと感じる人が殆どだと思います。
(一部男性にも居るかもしれません笑)
自分では出来ないような、メイクをしてもらい、プロのカメラマンに写真を撮ってもらう。
なかなかそんな非現実的な機会は、芸能人やモデルさんではない限りありませんよね。
だからこそ、普段とは違う自分と場所で発見できるような新しい体験してみたいと思うのでしょう。
衣装はどんな感じ?
何十、何百種類のある、古典柄や現代柄の着物から、自分の好きな着物を選びます。
メイクや髪型もこんな感じがいいですと伝えれば、出来る範囲で自分の希望に合ったものにしてくれます。
店員さんがこんな感じはどうですか?とアドバイスもしてくれますが、お任せしてもいいですよね^^
花魁姿で有名な映画
吉原や遊郭を題材にした映画やドラマは多いですよね。
中でも、土屋アンナさんが主演を務めた「さくらん」は、菅野美穂さんや木村佳乃さんなども美しい遊女を披露してくれました。
女性だけの世界で、年頃の娘たちが集まる遊郭は、お客の取り合いや恋愛など、言葉では言い表せない辛さがあった世界です。
花魁はそんな辛さや苦しみを乗り越えて、自分で勝ち得た「地位」。
さくらんでは見事に演じていらっしゃいました。
花魁体験の前に、ぜひご覧になってはいかがでしょうか?
こんな体験も!
筆者は過去に古典の芝居をしていたことがあります。
古典の舞台では花魁が登場する物語もあるので、そこで花魁の体験をする人も居るんです。
筆者の記憶では、トラブルの記憶の方が多かったのですが…(笑)
着物に慣れているはずの花魁の見頃が逆になっていたり、所作が現代風だったり…。
極めつけは、クライマックスに、スポットライトを浴びている最中・・・
・・・
・・・
花魁のカツラが取れてしまったんです!。 Σ(゚Д゚;ギャッ
コロコロと階段を転がる花魁のカツラを誰も追うことはできず…。
そんな花魁体験だからこそ、記憶に残りますねf^^;
あなたも是非、貴重な花魁体験をしに、京都を訪れてみてください☆