御朱印集めは楽しいですよね。でも、たまに思いませんか?
「これはマナー違反になるのかな!?」「私はルールを守れているかな…」
このような疑問や不安を感じながら集めているあなたに朗報です。
ここでは、押さえておきたい御朱印集め基本的なマナーを厳選して解説していきます。
御朱印集めのマナーについて日頃感じている疑問も解決できますよ^^
御朱印を書いていただく時のマナー
【マナー1:参拝が主体】
境内まで車で乗りつけ、参拝もせず御朱印だけいただいて帰る人もいます。
これでは本末転倒です。きちんと参拝してから御朱印をいただきましょう。
【マナー2:寺社の歴史に興味を持つ】
境内の立札などに書かれている寺社の説明等をしっかり読むのが大切です。
その寺社への興味と愛着がわいてきますし、敬意を払うことにもなります。
歴史や系統、宗派を理解してこそ、意義深い御朱印となります。
【マナー3:小銭を用意する】
御朱印代は寺社によって異なりますが300円〜500円が多いです。
私が今まで集めてきた中では、9割が300円でした。
なので、小銭を用意しておくのが大切です。
1000円札ならまだしも、5000円札や10000札は避けた方が良いでしょう。
【マナー4:帽子をとる】
帽子をかぶったままお願いするのはやめましょう。
これは参拝に限った事ではなく、何か人に話を聞いてもらったり、お願いする時などには脱帽するというのが常識ですよね。
【マナー5:複数の御朱印がある場合は決めてからお願いする】
寺社によっては、複数の御朱印を用意している場合があります。
どれを書いていただくか決めてからお願いしましょう。
もちろん、参拝しているのであれば、複数の御朱印を一度に頂戴するのも問題はありません。
私が行った中で多い所は5種類もありました。
期間限定の御朱印など、たくさん用意してある寺社もありますから迷いますね^^;
【マナー6:書いていただく間は静かに待つ】
書いている相手の方に、途中で話しかけては集中の妨げになります。
また、待っている間におしゃべりをするのも失礼です。
頂いた後に「これは何と読みますか?」などの質問をするのは大丈夫です。
【マナー7:御朱印を出さない寺社もあるのを忘れずに】
住職(神主)とその家族だけで管理しているような小さな寺社も数多くあります。
このような寺社では、御朱印を出していないところも多いです。無理にお願いしないようにしましょう。
御朱印をいただける寺社でも、御朱印所が閉まっている時があります。
その他、法要や祈祷などでいただく事ができない時もあります。
このような場合は遠慮しましょう。
【マナー8:他の人の分まで御朱印を頼まない】
参拝した証にいただくのが御朱印です。
友人の御朱印帳などをまとめてお願いするのはやめましょう。
ただし、病気で動けない場合に、快癒祈願の目的で代理参拝、授受は大丈夫です。
【マナー9:電話でのお問い合わせを避ける】
電話で御朱印をいただけるかお問い合わせをするのも避けた方が良いでしょう。
電話でのお問い合わせが多くなると、寺社の方が電話対応に振り回されてしまいます。
あくまで参拝が主であり大切です。
御朱印をいただく際の疑問・質問
【御朱印帳に挟まれた(墨が乾いていない時用の)紙はどうする?】
挟んだ紙について言われたことはありません。
御朱印を書いていただく時に外した方が見た目はきれいです。
また、書いていただく方に配慮している行為です。
私がどうしているかと言えば、旅の記念として、実はそのままにしています。
私個人の御朱印帳に挟んである紙は、必ずしも和紙でありません。
お寺の方が、タウンページを御朱印帳サイズに切った紙を挟んである場合もあります。
京都のお寺で挟んでいただいた紙なのですが、これにローカル色が出ます。
この紙の広告に「京都市下京区云々」と住所が印刷されています。
このような表記を見ると、旅行した感じが出て嬉しくなるんです^^
また、寺社の方が、新聞紙を切って挟んである場合もありました。
今は亡き蜷川幸雄さんの写真が掲載されていたりします。
こういうのも一期一会ですよね!
だから、ずっとそのままにしています。
ただ、いただいたそのままの大きさだと御朱印帳からはみ出すこともあります。
気になる人は、半分に折りたたんだりすると良いでしょう。
【御朱印帳はお寺と神社で分けるべき?】
分ける必要はありませんが、分けていると楽です。
神棚と仏壇に分けて置くことができるからです。
ただ、旅行の際には、2冊持ち歩かなければならないのでかさばります。
私は1冊にまとめています。
本格的にたくさん集めたいという場合は、地域別に分けるのもおすすめです。
寺社の多い京都、奈良、鎌倉などに分けるやり方です。
帳面を分けないことで以下のようなトラブルになる場合もあります。
1つは神職、僧職の中には同じ御朱印帳にするべきではないと考える方もおり、同じ帳面を使用すると説教をされる方もいらっしゃると聞いた事があります。
その為、このようなトラブルを避ける為に分けるという方もいるようです。
もう1つが、他宗の御朱印が書かれていると「南無妙法蓮華経」ではなく「妙法」と書かれてしまう場合があります。
なので、日蓮宗で御朱印をいただく場合に、日蓮宗専用の御朱印帳を用意するのも良いです。
しかし、私は御朱印集めをして3冊目になりますが、どちらのパターンにも遭ったことはありません。
【お寺で参拝後納経してから御朱印をいただくもの?】
観光地のお寺であれば、どちらでも大丈夫です。
納経する際には、和紙に包まず、そのまま「納経お願いします。」で大丈夫です。
ただ、納経することなしには御朱印をいただくことができないお寺もあります。
【納経の際に料金は発生するの?】
料金を取られるところは少ないですが、存在はします。
なので、「え!? お金取るの?」みたいな顔にならないよう、覚えておいて下さいね^^;
【時間が限られている時はどうすればよい?】
修学旅行や観光ツアーのような場合は、最初に御朱印帳を預けます。
参拝している間に書いていただき、帰りに受け取ると良いです。
ちなみに、京都の有名寺院はこのパターンが多いです。
御朱印をいただく際の注意点
浄土真宗系のお寺などでは御朱印が存在しません。※一部、御朱印が存在するお寺もあります。
御朱印帳を紛失しないように名前や連絡先を書いておくのも大切です。
私は名前を書いておくことで忘れ物が戻ってきた経験があります。
高校の修学旅行の時に、宿泊先の部屋にタオルを忘れ他のですが、宿の方がわざわざ学校宛てに送ってくださいました。名前が書いてあったので担任の先生経由で返ってきたのです。
なので、御朱印帳に名前と連絡先を書いておけば、紛失した際に何か役立つかもしれませんので、書いておいて損はないかと思います。
そして、もし紛失して戻ってきたら、お礼を伝えるのを忘れずに!
御朱印をいただく前の事前準備
必ず御朱印帳を用意しましょう。
現在は、下記のような可愛らしい柄から渋い柄のものまで、たくさんの種類の御朱印帳がネットで簡単に購入できます。
他にも沢山の種類があるので、きっと、あなた好みの御朱印帳が見つかりますよ!
また、大きな寺社ではオリジナルの御朱印帳を用意している所もあります。
小さい寺社でも販売しているのですが在庫切れの時があるので注意しましょう。
また、私はどうしても販売されているデザインが気に入らないことがありました。
その時は購入せず、裏面に書いていただきました。
必ずしも書きおきの御朱印が用意されているとは限りませんので、事前の準備をオススメします。
マナーは難しくない
御朱印集めのマナーについて解説してきましたが、私達は自分では気が付かずにマナー違反をしていたりする事もあります。
今回、私は少し忸怩たる思いをしながら書いていた部分もありました。
ですが、今回ご紹介したマナーはどれも難しいことはありません。
これを踏まえて楽しく御朱印集めをしてくださいね♪