雪洞(かまくら)の中は暖かいの?

雪洞(かまくら)の中は暖かいの?気になる雪洞の仕組みや楽しみ方

雪が積もらない地域では、なかなか作ることが難しい雪洞

雪洞を体験したことがない方からすると、寒そう!というイメージがあるのではと思います。

そこで今回は、雪洞の暖かさや、溶けにくい理由などを詳しくご紹介いたします☆

雪洞(かまくら)とは?

雪洞(かまくら)とは?雪洞(かまくら)は、かんたんにいうと、雪で作った小さな家のようなものです。

雪洞の中に水神様をまつり、農耕や火、水に感謝をする伝統行事を行います。

語源は水や火を扱う竃(かまど)に似ている、神座(かみくら)が転じたという説があります。

現代では、祭事以外でも雪洞(かまくら)を楽しむようになりました。

同じ漢字でも違う読み方がある

ぼんぼり雪洞と書いて、かまくらと読みますが、ぼんぼりと読むこともあります。

おひな様の飾りでも使われる、照明器具のぼんぼりです。

これは、ぼんぼりの形が雪洞(かまくら)に似ているからといわれています。

詳しくは、こちらの記事を参考になさってくださいね☆

雪洞の中は暖かいの?

雪洞は暖かいのか雪で作った洞穴の中って寒くないの?という、疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。

雪洞が暖かい理由はいくつかあります。

1)外気が遮断される

雪洞はぶ厚い雪の壁でおおわれています。

また、出入り口は風下に一か所のみ作られます。

そのため、外気が遮られ、外にいるより雪洞の中のほうが暖かいと感じます。

2)空気の循環

ガイドブックなどで、雪洞の中に七輪やランタン、ロウソクがある写真を見かけることもありますね。

雪洞の中では、暖められた空気が天井に当たり、下降します。

雪洞の狭い空間では、空気の循環がひんぱんに行われ、暖かさが保たれるのです。

3)雪が含む空気の断熱効果

雪には断熱効果があります。

これは、雪の中に含まれる空気の性質によるもので、外の冷気を遮断し、中の暖気を保ちます。

とはいえ、現代の高気密で暖かい家のようにポッカポカというわけではありません。

雪が降る外に比べて、ほんのり暖かいというイメージです。

溶けないのはなぜ?

暖かいのに溶けないのはなぜ?雪洞の中で、七輪やロウソクなどを使い、暖かいのなら、なぜ溶けないの?

もっともな疑問ですね☆

雪洞は、多くの雪を積んで圧縮して作られます。

積み重なって固まった雪は溶けにくいんです。

多少の雪解けはあっても、入口から入る冷たい外気で冷やされ、固まります。

雪洞が溶けるのは、照りつける日光と春の気温、降雨など外気温が高い場合。

雪洞はまさに、降雪地域に住む人の知恵ですね♪

雪洞の中では何をするの?

雪洞の中では何をする?もともと、水神様をまつるための雪洞。

雪洞の中に、祭壇を作り、お賽銭をあげて五穀豊穣や商売繁盛、家内安全などを祈りました。

現代では、観光のイベントとしても人気があります。

ござを敷き、七輪を中心に、おでんや鍋物で暖をとったり、お酒を飲んだりして楽しみます。

また、お子さまは、お菓子やトランプ、すごろくなどのおもちゃでワイワイと遊んだり♪

雪中キャンプのように、寝るという方は少ないと思いますが、アイデア次第で雪洞の楽しみが広がります。

各地にある雪洞イベント

各地にある雪洞イベント雪洞で有名なイベントに、横手の雪まつりがあります。

秋田県は屈指の豪雪地域。

横手のかまくらは、何と450年もの歴史があるといわれています。

市内には、高さ3mもある雪洞が約100基ほど作られ、その風景はまさに圧巻!

夜になると、雪洞の中に灯りが灯され、幻想的な雰囲気に。

その他の雪洞イベント

その他の雪洞イベントまた、岐阜県高山市の中尾温泉でも、中尾かまくらまつりが開催されます。

中尾温泉では、かまくら作り体験も行っています。

実際に雪洞を自分で作ってみると、構造が分かり、溶けない理由も分かるかもしれません。

長野県飯山市のいいやま雪まつり、栃木県日光市の湯西川温泉かまくら祭なども人気です。

まだまだ全国には、雪洞を楽しめるイベントがありますので、ぜひ探してみてください。

探しているうちに、行ってみたい!という気持ちが湧いてくると思います♪

これも雪洞の一種?

これも雪洞の一種?日本ではありませんが、雪洞といえばイグルーも知られていますね。

イグルーは、カナダ北部に暮らすイヌイットの雪の家です。

日本の雪洞と異なり、雪をブロック状に固め、積み上げて雪洞を作ります。

入口には、小さなドーム状の屋根も作られます。

なかには、寝室とリビングを分けて作る豪華なイグルーも!

極寒の地に住む人々の知恵が随所に活かされているんですね。

雪洞を楽しむときの注意

雪洞を楽しむときの注意雪洞は外にいるよりは暖かいのですが、極暖というわけではありません。

雪洞を訪れる際は、撥水性の高い衣類や、厚手の上着、スキーズボンなどを着用しましょう。

日本文化を満喫するなら、ちゃんちゃんこや、はんてん(どてら)もおすすめです♪

足が冷えると、体全体が冷えやすいので、裏起毛の長靴やブーツ、靴下の重ね履きも◎。

温暖化と雪洞

温暖化と雪洞近年は温暖化の影響などにより、雪不足で雪洞が作れないという年もあります。

雪が降らない地域にお住まいの方のなかには、一度は雪洞に入ってみたいと考えている方もいるでしょう。

筆者が子どものころは、田んぼでスキーができるほどの降雪量がありました。

屋根から降ろした雪で雪洞を作って、遊んだこともあります。

かまくら祭りや雪まつりに行けるチャンスがあれば、雪が多く降る年に、ぜひ足を運んでみてください。

大人も子どもも雪遊びを楽しもう

大人も子どもも雪遊びを楽しもう日中はたくさんの雪洞に驚き、夜は幻想的な姿に感動。

雪洞が初体験の方は、内部の暖かさと居心地の良さをぜひ楽しんでください。

ライトアップされた雪洞はとても美しく、オレンジや紫の光が織りなす世界を体感してみませんか?




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