様々な日本文化が見直されている昨今、「着物男子」なんて言葉もできるくらい「着物」にチャレンジする人も増えているんだと思います。
着物って素敵ですけど色々大変ですよね。
様々準備して頑張って着付けて、お出かけ先では所作に気を付けて汚さないよう注意して・・・
そして着物にとって一番重要なのは「着た後」なのです(`・д・´)9m
脱いだ着物はハンガーにかけて後始末の一仕事がとても大切になります。
この記事では着物初心者さんには是非知っといてほしい、着物の後処理と必需品の着物ハンガーについて色々まとめてみました☆
なんでハンガーにかけるの?
着物って畳んでたとう紙につつんでしまってありますよね。
すぐ畳んで片付けちゃだめなの?と思うかもしれませんが、ダメなのです(`・ω・´)
一晩程度はハンガーにかけ、干して湿気を飛ばしてから片付けましょう。
そのまま仕舞い込んでしまうとシミやカビの元になってしまうんです。
着物は洋服のように気軽にお洗濯できませんからね。
長く楽しむには手間暇気配りが必要なのです(´・ω・`)
着物は着物用のハンガーに
着物には着物専用のハンガーがあります。「衣文かけ(えもんかけ)」って聞いたことがあると思います。
着物にはできれば着物用の衣文かけを使いましょう^^
洋服は立体裁断ですから、ハンガーもその肩のラインに沿うように出来ているのがほとんどです。
着物って基本直線で平面なんですよね。
丸みのある洋服用ハンガーだと型も崩れてしまうし、ずり落ちてしまう危険も!?
見ごろがしっかり張らないでもたついてしまうので湿気もとびにくいのです。
衣文かけは基本見た目は「棒」です。真っ直ぐです。
長い物ならば袖も広げた状態でしっかり干せます(゚▽゚)b
着物の干し方と注意点
・伊達衿を入れた場合ははずします。着物の衿は広げて、シワにならないようにハンガーにかけましょう。
・ハンガーにかけた状態で、着物用のブラシか丸めたタオル(乾いた清潔なもの)でほこりを落とします。衿から肩、裾へと布目に沿って優しくしてください。ゴシゴシこするのは厳禁です!
・帯や紐などもしばらく干してから片付けましょう。帯はほどいてすぐにシワをしっかり伸ばし、中表にハンガーにかけてしっかり湿気を抜きましょう。
・最後に片付ける前に汚れやシミがないかしっかりチェックしましょう。衿や袖口は特に皮脂やファンデーションで汚れやすいところです。ベンジンや専用の汚れ落としで処理するかプロに依頼して綺麗にしてから片付けましょう。汚れは日を置くと酷くなって取れにくくなります!
色々な着物ハンガー
さて着物には必需品な着物用ハンガーですが、どんなものがあるのでしょうか。
まさにピンキリですが、さすがにハンガーなので何万円もするものではありません。
お高いもので8000円前後くらいですかね。天然木の工芸品な感じのものです。
⇨【本漆塗螺鈿加工】最高級着物ハンガー「御所衣桁」
お祝いや嫁入り道具なんかにいいかもしれません。
一方、安いものだと100円未満からあるんです!
⇨ 95円【きものハンガー】 着物ハンガー 和装小物
そこまで激安じゃなくても、数百円台のラインナップが多いようですね。
棒の部分がスライド式で尚且つ帯掛けもついているのでこれ、オススメです(゚▽゚)
長さが足りないと袖口の型が崩れてしまいますからね。
どうしても足りないときは袖つけ部分(肩のところ)までの長さにして使いましょう。
スペースが無い時にもオススメです。
お出かけ先などで使うときは折りたたみ式のハンガーを用意しましょう。
ホテルなどに泊まる場合にはハンガーを掛ける場所が無い場合があります。
普通のクローゼットやハンガー用のフックだと高さが足りない事が多いです。
特に女性の着物はおはしょりの分丈が長いですからね(´・ω・`)
100均などでも売ってるS字フックを用意しておくと、色々ひっかけやすくて便利ですよ♪
どこかしら引っ掛ける場所を探してみてください(o´・ω-)b
本格的(!?)に着物を掛けるにはやっぱりコレ!衣桁(いこう)って言います。立派なお座敷のあるお宅なら衣文かけを鴨井にひっかけるんじゃなく、こういうのがあったらカッコいいですね(+´゚∀゚`)=b
今時の家って和室が無い場合も多いですよね?
着物をハンガーに掛けるには高さも必要ですので、掛けられる場所があるか確認してみて下さいね。
直射日光の当たらない場所でっていうのも重要事項です(`・ω・´)
ハンガーラックなどで対応する場合は、高さのあるものをご用意ください。
普通の洋服用では裾が床についてしまいますので注意です!
手のかかる子ほど可愛いって言いますし
着物って手間がかかりますね。。。
洋服の普段着なら脱いだら洗濯かごにポイ、でいいんですけどね…^^;
着物は普段着でもそうはいきません・・・
でも手間暇かける価値はあると思うんです、はい。手間までまとめて日本の伝統だと思って大事にしていきたいですね。
でもやっぱりめんどくさーい!って方は、後片付け気にしなくていいレンタルで楽しんじゃってください!
脱いだら返せばおっけーですよ( ≧▽≦)b