城といったら私の場合、やっぱり石垣だと思うんです。
石垣こそが城の防衛の要であり、そこをどのように築くかが武将の腕の見せ所なんです!
そこで、色んな城を見てきた私が、その中でも凄いと思った石垣を持つ城を3つご紹介します☆
これを知れば、城を見る時に石垣のことも気になってきますよ!笑
第3位 香川県 丸亀城
4層に重なった堅固な石垣の上に、ちょこんと不釣り合いな天守が乗っている。それが丸亀城です。
なにせ、普通の城でしたら、天守の底と同じ広さの石垣に乗っているので、そう不釣り合いな感じには見えなくなります。
でも、丸亀城の場合、天守の底と同じ広さの石垣の高さがちょびっとしか無く、凄く広い石垣の上に乗っているように見えるので、そう見えてしまうのです。
なので、ほんとに「石垣を見てください!」と言わんばかりの城です。
ちなみに、石垣の4層の総高は日本一になりますッ!
さらに、新旧の石垣の積み方の比較ができるのも、この城の面白い所なのです。
新しい積み方は、石垣の技術が完成されてきた江戸時代初期の積み方、これはほとんどの石垣がそうだとされています。
なので、技術が完成され、魅せることの意識までされています。
対して、古い積み方は、南東側のちょっと隠れた所にあり、野面積みと言います。
これは築城した当時ぐらいに積まれたものとされ、およそ半世紀くらい遡ることになります。
それで、名前の通り、実に素朴な積み方で、特に案内があるわけではないので、ちょっと気づきにくいかもしれませんので注意して見てください。
そんな、時代の違う石垣が見れる丸亀城のさらに詳しい情報はホームページへどうぞ☆
⇨http://www.marugame-castle.jp
第2位 大分県 岡城跡
「あそこは石垣以外何もないよ」とは、この城に行く前の温泉で知り合ったおじさんに言われた言葉です。
ちなみに、同じ市内に長湯温泉という炭酸泉で有名な温泉があります。シュワシュワして気持ち良い珍しい温泉なのでぜひ行ってみてください。びっくりしますよ!笑
ともかく、ここはホントに石垣しかない城になります。
例えば、有名な瀧廉太郎の「荒城の月」のモデルになったくらい何もありません。
でも、それが逆にいい味を出していて、実に荒々しくてかっこいいのです。
特に三の丸の石垣は凄くて、上から見下ろす形になるのですが、まさに深い崖になっていて怖いです。
ちなみに、地獄谷なんて言われています。
なにせ、柵がないので本当に気をつけてください!
それにしても、よくこんな所にこれだけの石垣を築いたもんだと驚かされるばかりです。
あと、ここのパンフレットも憎い演出をしています。なんと、「巻物」なんです。良いお土産になりますよ^^
そんな岡城跡ですが、何せ山深いところにあるので、歩きやすい靴で行くのをオススメします。そして、公式ホームページでアクセスをじっくり検討することを強く推奨します。
⇨https://www.city.taketa.oita.jp/okajou
第1位 石川県 金沢城
別名「石垣の博物館」と、金沢城は呼ばれています。
それくらい様々な石垣が見ることが出来る城なんです!
それと、ここの展示方法が良くて、石垣の模型や塀の模型などの展示があります。
しかも、どちらも実際の大きさで実物と同じように作られたものを、内部構造が分かるようにしてあるのです。こういう展示があるところは珍しいので、さすが「石垣の博物館」といったところです。
また、二の丸周辺の石垣は名物ですね^^ ぐるっと見て回る事ができます。
あと、ここには天守がありません!
これは1602年の落雷で焼けてしまい、その後、江戸幕府に配慮して再建されなかったためです。
でも、そんなことどうでもいいんです。笑
だって、とにかくこれだけ見て回れる石垣があれば十分だと思わせてくれますから☆
ほんと、石垣マニアにはたまらない城です♪^^
それと、隣りにある兼六園も素晴らしい庭園ですので、ぜひ行ってみてください。
更に詳しい情報などは金沢城公園の公式ホームページへ、どんな石垣が、どこにあるかがわかりますよ!
⇨https://goo.gl/t66CaE
城はやっぱり石垣が基本
・総高が日本一!丸亀城
・荒々しい石垣が残る岡城跡
・石垣の種類が豊富な金沢城
こんな感じで石垣巡りも、なかなか良いもんです。
こうやって、石垣のことに詳しくなると、おそらく今度は城の設計の仕方である「縄張り」が気になるようになります。すると、武将がどのように城の防衛を考えていたかが分かるようになりますよ!
これから観光などでお城に行った際には、ぜひ「石垣」にも注目してみると、気づきがいっぱいあって、より楽しめること間違いなしです☆