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ひな祭りはお菓子や食べ物の由来を知れば何倍も楽しくなる!雛祭りの行事食に秘められた願い

3月3日は、ひな祭り♡ 女の子の誕生を祝い、その成長と幸せを願う日本の伝統行事の一つです。

日本には、数多くの年中行事があります。そしてそれぞれの行事には、その日に食べると良いとされる行事食があります。

どちらかというと「行事より食事♫」食べることが大好きな私は、子供の頃からこちらの方が楽しみでした!笑

さてさて、そんなひな祭りの食事といえば「ちらし寿司」や「ひなあられ」を思いつかれる人も多いかと思いますが、他にもひな祭りに食べる行事食をあなたはご存知ですか?また、その意味や由来までをご存知の方は少ないと思います。

しかし、この食事やお菓子には深~い意味が込められているのです。

基本的には、娘を想う親の愛情がたっぷり込められた食事なのですが、その意味を知ると一味も二味も変わってきます。ぜひ、この意味を知ったうえで、お子さんと一緒に頂いてください! さらに素敵なひな祭りになること間違いなしです☆

ひな祭りのお祝い 5つの食べ物

Hinamatsuri mealひな祭りのシーズンになると、スーパーや百貨店の特設コーナーなどにもお菓子や具材が並び、お祝いメニューやレシピまで教えてくれていますね^^

これって主婦は大助かり♪ 私も随分助けられています♡

ひな祭り以外の年中行事や行事食のメニューについて知りたい方は、コチラの記事を参考にしてください。

さて、本題! 昔からのひな祭り定番お祝いメニューは次の5つです。

・ちらし寿司
・はまぐりのお吸い物
・菱餅
・ひなあられ
・白酒(甘酒)

最近ではひな祭りケーキなど、洋風のお菓子も定番化しつつありますが、ここでは、昔ながらの5つのメニューについてご紹介していきます☆

食べるものには困らぬように…ちらし寿司

chirashi sushi最近では、ひな祭りといえば「ちらし寿司」というくらいに、定番の食べ物として浸透していますが、ちらし寿司自体には特に由来がないのです。

元々は、平安時代のひな祭りに現在のお寿司の原型といわれる「なれ寿司」が食べられていました。そのなれ寿司がちらし寿司へと変化していったのです。

「寿司」には、読んで字のごとく「寿(ことぶき)を「司(つかさど)る」という意味があり、縁起が良く、お祝いの席で食べられていました。

また、この「ちらし寿司」に縁起の良い食材がたくさん使われています。

・海 老 :腰が曲がるまで長生きできますように
・レンコン:先が見通せるように
・ 豆  :健康でまめに働き、まめに生きる

昔からおめでたい時に作られることが多かったちらし寿司は、我が子が体に良いたくさんの食材を口にすることで、“将来、食べるものに困らないように…”という願いが込められているんです^^

幸せな結婚を…蛤のお吸い物

clam Soup蛤(はまぐり)は、婚礼などおめでたい席でお吸い物としてよく食べられます。

蛤の貝は二枚の貝殻がぴったりと合い 他の貝殻とは絶対に合わないことから“夫婦仲良くいつまでも一緒に…”という願いがこめられています。

このことから、女の子が将来良縁に恵まれますようにと縁起の良い蛤をいただきます。

平安時代の貴族の遊びにも、この蛤の特性を活かした貝合わせというものがあります。今でいうトランプの「神経衰弱」のような遊びで、対になる貝を多く合わせて取った者が勝ちという遊びでした。

江戸時代には、豪華に蒔絵や金粉で飾られた貝合わせが作られ、夫婦和合の象徴として、嫁入り道具にも美しい「貝桶(貝合わせをしまう道具)」が作られました。

しかし、明治時代以降は、用いられることが少なくなり、近年では、雛道具にミニチュアとして見かけるぐらいとなりましたね^^:

娘の健康を願う…菱餅 

Rice cakeひな壇にも並んでいる菱餅は、一般的には、三色ですが、五色、七色の地域もあります。

諸説ありますが、ひな祭りの起源とされる上巳(じょうし)の節句とともに古代中国から伝わった風習で、もとは、母子草(ははこぐさ)という草餅でした。それが日本に伝わりヨモギ餅に変化しました。その後、菱の白とくちなしの赤が加わり、現在のような形になりました。

菱餅に使われている3色には次のような縁起の良い意味を表しています。

・緑(長寿や健康):新緑、大地
・白(清浄)   :雪
・桃色(魔除け) :桃の花

また、それぞれの餅の色づけに使われる材料には、女性の体を思いやる効果を期待しています。

・緑色の餅:よもぎを使用(増血作用)
・白色の餅:ひしの実を使用(血圧を下げる効果)
・桃色の餅:くちなしを使用(解毒作用)

3色で春を感じさせるとても風情のあるお菓子だったのですね^^

しかも、そこには愛する娘の健康を願う親心が秘められていたのです♡

関東・関西で違う?!…ひなあられ

Hiinawareその昔、「ひなの国見せ」という、ひな人形を持って野山や海辺に出かけ、おひな様に春の景色を見せてあげるという風習がありました。その時に、ご馳走と一緒に持って行ったお菓子がひなあられです。

ひな祭りに欠かすことのできない菱餅を外で食べることができるようにと、菱餅を砕いて作ったものだとされています。

色の意味合いはそれぞれ菱餅と同じで、この3色を食べることで、自然のエネルギーを体内に取り込み、“女の子が健やかに成長できますように…”という願いが込められています。

ひなあられには、桃、緑、黄、白の4色のものもあり、それぞれ春夏秋冬の色を表しており、一年通じて健康でいられますようにという願いを込められているといわれています。

※関東と関西のひなあられの違い

ひなあられは関東と関西では全く違います。

関東◇
米を爆発させて作る「ポン菓子」に中に、緑やピンクに色をつけ、砂糖で甘く味付けしたものです。

関西◇
関西では、砕いた餅を揚げ、塩や砂糖醤油で味付けした「あられ」をいいます。

関東と関西のひなあられを食べ比べてみるのも面白いですね^^

ひなあられなどひな祭りのお菓子をお買い求めになる時はコチラの記事も参考になりますよ^^

子どもはダメよ!…白酒

White sake白酒はひな祭りに飲むお酒です。

「白酒 = 甘酒」と思っている人が多いようですが、白酒と甘酒は全くの別の物です。

白酒は蒸したもち米にみりんや焼酎、米こうじを仕込み、熟成させて作られた白色のお酒です。

白酒が登場するまでは、桃が「百歳(ももとせ)」に通じ、“長寿を与えてくれる植物”とされることから、桃の花を酒に浮かべた「桃花酒」を飲む風習がありました。白酒が飲まれるようになったの江戸中期からです。

しかし、白酒には10%前後のアルコールが入っています。大人の飲み物なので、ひな祭りの主役であるお子さんには、アルコールが入っていない甘酒にしてくださいね^^

ひな祭りの行事食!お子さんに合わせてひと工夫!!

Hinamatsuri food ingenuityひな祭りの行事食には、女の子の健やかな成長を願う親の気持ちが込められていました。

今も昔も、娘の幸せを願う親心に変わらないということですね^^

ご家庭でひな祭りをお祝いする場合は、行事食に、お子さんの好きなもの春らしい食材を取り入れると、一層華やかな食卓になります!ちらし寿司もカップに入れたり、菱餅やひな人形の形を作ったり、可愛くアレンジしてあげると喜ばれますよ♪^^ 

初節句には、ちらし寿司風お粥やイチゴプリンなど、ひな祭り離乳食など行事食を取り入れたメニューを工夫してみるのも楽しいですねッ♫

ひな祭りならではのご馳走を囲んで、ぜひ、ご家族みなさまで思い出に残るひな祭りをお過ごしください☆




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