突然ですが、問題です!笑
日本人のソウルフードと言えばお味噌!さて、その味噌はいつから使われていたでしょうか???
江戸時代??? 縄文時代??? それとも意外と最近???
答えは…
現代から順を追って見て行きましょう☆
現代の味噌料理
味噌の歴史の前に、現代の味噌料理と言えば…、なにを思い浮かべますか?
味噌汁? 味噌ラーメン? それとも味噌田楽?
イメージとして『味噌味』が多いですが、最近のブームは何と言っても…味噌ディップ!!!
2016年に、『トマみそ』がブームになり、今ではこれも定番化しています。
そもそもこの『~みそ』がブームになったのは、塩麹が人気となった後!
年で言うと2013年頃からですから、アレンジが効く栄養価が高い調味料として味噌がずーっと活躍しています☆ 健康食ブームから和食ブームが発生し、その和食に欠かせないものとして味噌が登場したって訳です♪
明治や大正の使われ方
昭和が今と同じ感じで家庭において使われていたのかなあ…とは、なんとなく考えられます。
では、明治や大正ではどのように使われていたのか?
特徴的なことは『手前味噌』として、各家庭で仕込まれていたことです。
作るところから行っており、今よりも身近に味噌が存在していました。
中でも明治と言えば、文明開化!!!
そして、この時代の一番注目を浴びた味噌の使用方法は『牛鍋』!!!
外国から多くの文化が入ってきた中に、『牛肉を食べる』という、これからの日本人の食生活を変えるものがあります。
しかし、入ってきたばかりの『牛肉』に、日本人も初めは臭みや食わず嫌いを発揮したことでしょう。しかし、それを日本人の感覚に引き寄せるために“お味噌”を使いました。
実際、牛鍋は当時大人気!『散切り頭で牛鍋をつつく』もうまさに、文明開化の音がする言葉ですね(笑)
江戸時代には、お偉いさんから庶民まで多くの人が食べ、日本の文化の味になったお味噌は、ここでまさかの海外との橋渡し役をするのでした…。
平安時代の味噌事情
ようやく答えですが、お味噌が使われる様になったのは平安時代です♪
実は奈良時代に、『醤・未醤』というお味噌の前身が大陸から伝わって来ています。しかし『味噌』という、現在のカタチのものが現れたのは平安時代です!
貴族文化の平安時代では、身分の高い人が味噌を食べることができ、薬としても使われていました。
しかも、『高級官僚に月給として払われていた』という記述もあるようで、古代ヨーロッパ時代に塩がお金と同じくらいの価値があったように、平安時代では『味噌』が、高級なものとして扱われていたのです。
その頃の食べ方は、なんと! 主に野菜につけたり、かけたりして食していたのです。
あれ!? なんかそんな食べ方、見覚えがあるような…?
そうです! 文頭に書いた、現代の『味噌ディップ』です!!!
まさかの今の流行が平安時代の主流! 歴史は繰り返される(笑)
日本の歴史と味噌
日本の歴史と共に食されていた味噌!
平安時代では貴族の食べ物
江戸では日本国民全ての食べ物
明治大正では新しい文化の助け役
現在では、多くの料理に対応できる
歴史に対応すると共にとても万能な調味料です☆
ちょっとつけるだけで味が変わりますから、ぜひ、あなたもお試しあれ〜♪
新しい時代もきっと味噌は共に歩んでくれます!