仏壇

仏壇の処分方法を考える重要さ!仏具の知識は知ってて損なし!!

最近、若者の〇〇離れ、日本人の〇〇離れなんて言葉をよく聞きますが、その中には日本人の仏壇離れといったことも挙げられます。

とある調査では、仏壇が家にあると答えた人の割合は4割を切っていました。

そのため、仏壇については勿論、その処分方法についても知らなくて良いと考える人もいます。

しかし、今あなたが持っていなくても、親や祖父母が持っており、亡くなった時や引っ越しの時に、突然処分を迫られる場合があります。

今回はそんな時のために、仏壇の処分方法について解説していきます。

菩提寺での処分

仏壇ご先祖様のお墓があったり、檀家になっていたりする寺院があれば、仏壇の引き取りもそちらにお願いするのがスムーズでしょう。このように家のお墓がある寺院を菩提寺(ぼだいじ)と呼びます。

菩提寺や檀家を持つ寺院と聞くと、一見さんお断りの印象を持たれている方も多くいらっしゃるかと思いますが、菩提寺ではなくても仏壇の引き取りしてもらえる寺院もあります。

寺院で仏壇を処分してもらう最大のメリットとして「お性根抜き(おしょうねぬき)」してもらえるという点があります。

お性根抜きは「魂抜き(たましいぬき)」や「閉眼供養(へいがんくよう)」ともいわれる儀式です。

仏教のほとんどの宗派では、仏壇やお墓などに「魂やお性根を入れる・抜く」という考え方をします。

そのため、仏壇を買った時やお墓を建てた時などには、お坊さんによりお性根入れを行ってもらいます。

仏壇やお墓に故人や先祖の魂を入れてもらっているのです。

したがって、仏様やご先祖様が宿られた状態のままで、仏壇やお墓を動かしたり処分したりすることは、仏教の考えではタブーとされているのです。

つまり、お坊さんにお経を上げてもらい、仏壇やお墓に宿ったご先祖様の魂を抜いてもらい供養をする、お性根抜きの必要があります。

魂を抜くことによって、仏壇はただの入れ物・箱になります。

また浄土真宗では、お性根入れやお性根抜きという概念がなく、代わりに入仏法要(にゅうぶつほうよう)・遷仏法要(せんぶつほうよう)という考え方があり、同じように読経の儀式が行われています。

つまり、宗派が違っても、お経を上げることによって、仏壇やお墓は魂が宿ったりただの入れ物に戻ったりするのです。

ただ寺院で仏壇の処分をしてもらう際にネックとなる点があります。

それは料金です。

料金と言っても明確な料金はありません。

なぜなら、お寺やお坊さんへの料金の支払いは、対価ではなく「お布施」になるためです。

お布施とは、お坊さんに対する報酬ではなく、御本尊に捧げるものです。

いわば、寺院や御本尊を守るためのもので、お寺の住職やその家族を助ける役割もあるのです。

御本尊をお守りしているお寺を維持することによって、私たちは故人のお墓や心を支えてもらうことができるのです。

そのため、位置付け的には寄付金のような位置付けになります。

こうしたビジネスとは違う背景から、寺院側から明確な金額は提示されません。

そのため自分で金額を決めないといけないのです。

相場としては仏壇の大きさなどにもよりますが、目安としては5万円前後と言われています。

高いのか安いのかわかりませんね…f^^;

また、多くの寺院では配送のサービス等がないので、自分で持っていくという点もデメリットと言えますね。この辺は仕方ないかと思います。

最もスムーズなのは仏具屋

仏壇多くの仏具店では、仏壇を販売するだけでなく、仏壇の処分引き取りサービスも行っています。

また、仏具店のなかには、お性根抜きから処分までを一括で行ってくれるところもあります。

寺院に頼むのと違い、宗派や檀家を気にする必要がありません。

自宅まで取りに来てくれるサービス等もあります。

デメリットとしては値段です。

寺院と違い、お布施ではなく定額の料金があるわけですが、大体このくらいという値段が指定できません。

配送の際には距離によって配送料が変わりますし、仏壇の大きさや仏具の数によっても料金が変動します。

安くて2万円前後、高くて8万円程と言われていますが、持ち込むと安くなるかもしれませんし、その他条件によってはもう少し高くなるかもしれません。

ただ、新しい仏壇を買う際に、下取りという形で処分を引き受けてくれるところもありますし、高いか安いかの判断はこれまた難しいですね。。。

仏壇の処分の最安値を目指すなら

仏壇仏壇の処分に何万円もかけられない!!という方もいらっしゃると思いますので、おそらく最安値となるだろうという方法をご紹介します。

それは市区町村の粗大ゴミで出すことです。

値段は市区町村の規定や仏壇のサイズによって変動しますが、数百円から2千円が相場とされています。

値段は他の処分方法に比べ破格ですが、もちろんお性根抜きといった供養はありません。

宗教的なことに全く関心がない人には、粗大ゴミとして出すこともアリかも知れませんね。

少しでも気になる人はやめた方がいいと思いますが‥( ̄▽ ̄;)

仏壇の処分をしっかり考えておく

仏壇仏壇は人の見方によって性質が変わります。

先祖の魂や仏教を信じる人にとっては、粗大ゴミ扱いは到底できない物です。

しかし、そういったことを信じない人にとっては単なる箱に過ぎないのです。

どちらが正しいとは一概には言えませんが、持ち主や持ち主が亡くなった後の子供、親戚が後悔しない処分が大事だと思います。

そのため、こうした処分方法を知っておき、持ち主や子供たちと生きている内に、どういった処分方法にするのか?はたまた残しておくのか?といったことをお話ししておくことが大切だと思います。




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