和紙のイメージは厚みがあって、表面がデコボコしていて、ゴワゴワ。
プリンターには不向きのイメージがありませんか?
ところがどっこい。笑
今は技術も進んで和紙に印刷できる時代なんです☆
今回は印刷と和紙の関係をひも解いてみましょう!
和紙の魅力
洋紙に比べ、和紙は独特の可愛らしさがありますね^。
文字を書いたり、絵を描いたりするには確かに洋紙の方が向いています。
また、家庭用プリンターでも洋紙の方が扱いやすいですね。
ただ、和紙の武骨なゴツゴツとした感じや、手漉きの味わいは和紙ならではです。
和紙で出来た名刺やリーフレットを貰うと、「お?」っと、普段とは違う印象を受けます。
また、和紙は高価な面もあるため、ショップの袋や包装紙として使うと高級感が出ます。
多種多様な和紙
最近ではインクジェットプリンターに対応した和紙も売られています。
色付きや柄物もあり、アイデア次第で色々な応用が出来ます。
紙の端がちぎったようなギザギザのものや、表面に和紙特有の凹凸があっても、文字はちゃんと印刷できる和紙などもあります。
和紙の名刺ラベルもあるので、ちょっとオリジナルな名刺を作りたい人におススメです☆
印刷屋さんの特殊印刷
和紙を使って高級感を出すなら、印刷屋さんにお願いするのも良いです。
活版印刷と言って、文字が浮き出たような、エッジを効かせた印刷を和紙に施したり、逆に押し型を使ってエンボス加工のような風合いにしたり出来るんです。
和紙に箔押しで金色の文字を象れば、お祝い事にも使えますね。
コストは掛かりますが、名刺にすれば印象深くなり、捨てられにくい名刺になりますよ!
こんな使い方も
和食や和菓子などのお品書きに和紙を使うというお店も多いと思います。
そのお品書きを和紙にプリンターで印刷すればコストも抑えられ、和の雰囲気を出すことができます。
他にも、和紙に好きな文字を印刷して、木の枠を作り、貼り付けて照明を作るのも素敵♡
また、柄を印刷して障子のひとマスに貼り付けてもアクセントになり、お部屋の印象が変わります。
簡単に使うなら、ブックカバーも良いですね^^
本のタイトルを印刷して、オリジナルの和紙のブックカバーを作ってみてはいかがでしょうか。
書道の半紙も和紙!
最も身近な和紙と言えば、書道で使う半紙ではないかと思います。
小学校の時に誰もが習う書道。
この半紙を一般的なコピー用紙に貼り付けて印刷するという方法があります。
そして、DIYで流行のデコパージュの材料にできるんです。
これなら紙ナプキンのように紙を剥がす必要もなく、薄いのでそのままデコパージュに利用できます。
和紙のデコパージュも素敵な作品が出来ますよ♪
写真も美しく印刷
えーっ!和紙に印刷?! と、思うかもしれません。
しかし、今は本当に多種多様な和紙が販売されているので、写真でさえも和紙に印刷できちゃうんです。
さらに顔料インクを使用すれば、元々耐久性のある和紙なので、長期保存も可能なんです。
写真を印刷する時は、写真に向いている和紙を選んでくださいね。
優しい風合いに仕上がる
和紙に印刷ができるということはお分かりいただけたと思います。
和紙に印刷すると、何となくふんわりと優しい感じがしますね。
力強さを出したい時は厚みのある和紙を使ったり、字体を変えれば良いでしょう。
和紙の種類は豊富なので、選び方次第でどのような場面でも活かすことができます。
墨字だけでなく、金色や赤色との親和性も高く、他の製品との差別化が図れます。
押し花と印刷を合わせてもオシャレな作品ができると思いますよ。
印刷に向かないもの
和紙自体は耐水性もあるので、問題ないのですが、プリンターで使うインクは水に弱い物もあります。
顔料系のインクは水に強いのですが、染料インクは水に弱いので滲んでしまいます。
防水スプレーを施す人もいますが、それでも滲みは防げません。
水に濡れる可能性のある物や、濡らしたくない物、例えば名刺などは顔料インクで印刷しましょう。
逆転の発想!
普通、印刷物は水から守るものが大半だと思います。
しかーし!逆転の発想で水に溶けるような紙も存在するんです。
シークレットペーパーと呼ばれる紙で、水に入れると溶けてしまいます。
最近ではA4サイズだけでなく、メモ用紙も販売されています。
この水に溶ける紙の性質を利用して、文字だけを水に浮かせて残す工作もあるんです。
世の中には賢い人が沢山いるものですねぇ〜
手作り和紙に印刷
牛乳パックなどを利用して、ご自分で手作りの和紙を作って印刷すれば完全オリジナルの作品になります。
自分で作る和紙は少し厚みがある紙になりがちなので、プリンターに通る厚みでさえあれば、途中で破れる心配はありません。
和紙のハガキを手作りして、お友達や大切な人にオリジナルの印刷をプリントして出してみませんか?
きっといい思い出になり、大切に飾ってくれることでしょう!