あじさいの花言葉は実に沢山あります。良い意味のものから悪いものまで沢山です。
何故こんなにも様々な種類の花言葉が有るのでしょうか?
なんと、それにはあじさいのどういった特徴に注目したかが関わっているのです!
そこで今回は、そんな花言葉の由来となった特徴ごとにご紹介していきます☆
また、これを知れば花言葉はどういった風に考えられているのかが、より深く理解できますよ。
花が密集している様子から
あじさいの語源は、「あづさヰ(あぢさヰ)」がなまったという説が有力です。これは「あづ」が集まるの意味、「さヰ」が真藍、青い小花を意味しています。
つまり、あじさいは青い小花が集まって咲いている様子が語源となったのです!
ちなみに、「集真藍」と書くのは漢字を当てて意味を考えてみたというだけで、語源ではありません。
そんな密集して咲く様子からつけられた花言葉として、一家団欒、団結、平和、仲良しなどがあります。
このように良い意味の花言葉になることから、集まり寄り添って咲く様は良い印象を受けるようです♪
色が変化することから
あじさいの花は、土壌の酸性度によって変わり、酸性が強ければ青にアルカリ性が強ければ赤になります。
こんな風に花の色が変わるのですが、それだけでなく成長過程によっても色が変わります!
咲き始めは薄緑色、それから白色になり、その後は色が濃くなるにつれ青紫や赤紫になり、しおれる頃にはくすんだ緑色や赤色になるのです。
そんな変化する特徴から、あじさいは別名七変化とも呼ばれます。
そして、その特徴から付けられた花言葉が、移り気、変節、浮気といった言葉です。
色の変化を楽しむのは良いけど、人に置き換えて考えてみると良い印象を持たれなかったみたいですね…
長く咲き続けることから
あじさいは、開花期間が長く、梅雨の時期は雨に打たれながらもずっと咲いていたりします♪
そんな辛抱強く咲き続けるさまから、辛抱強さ、辛抱強い愛という花言葉がつけられました。
また、辛抱強い愛の花言葉には、もう1つ別のシーボルトと日本人の妻お滝の物語による説もあります。
シーボルトは江戸時代後期にオランダ商館の医者として来日し、私塾を開き西洋医学を日本人に教えたり、日本の文化や動植物及び鉱物の調査を行いました。
その際、妻の名前からあじさいの新種に「Hydrangea otaksa」と名付けました。
しかし、その後に国外へ日本地図を持ち出そうとしたシーボルト事件により国外追放となってしまいます。それから、お滝と二人の子であるお稲に会えなくなってしまいました…
そんな、愛する人に会えないシーボルトの心情から、辛抱強い愛という花言葉が生まれたというのです。
このように花言葉1つの由来にも、凄い背景があったりするんです!
花の咲き方から
先程からあじさいの花と言っていますが、実は花ではなく装飾花で本当はガクに分類されるものなんです!
ガクとは、花弁の付け根にある小さな葉っぱのようなもので、花を支える役割があります。
本当の花は種類によっても場所が違うのですが、主に花びらに見えるガクの中心にちっちゃく咲いています♪
とにかく、ちっちゃく咲いている方があじさいの花なので一度じっくり観察してみてください^^
ちなみに、開花期間が長いのも花ではなく装飾花だからです。それで、装飾花が少なく、小さな本当の花が集まって咲いている周りに有るだけなのがガクアジサイです。
ガクアジサイは、周りの装飾花が額に見えることから名付けられ、あじさいの原種とされます。
そんなガクアジサイの装飾花が少なく控えめであることから、謙虚という花言葉が生まれました!
これはガクアジサイのみに使われる花言葉になります。
色のイメージから
あじさいには、色によってもそれぞれ花言葉がつけられています。
【青色】
青色は涼やかで美しいですが、寒色で冷たい印象も受けます。
そのため花言葉は、無情、冷酷、美しいが冷淡、高慢といったあまりいい意味のものではありません…
ただ、落ち着いた印象から神秘や知的といった花言葉もつけられています。
【白色】
白色は、まだ何にも染まっておらず受け入れる余裕がある印象から、寛容という花言葉がつけられました♪
しかし、一方で変化してしまいそうな印象から気の迷いという花言葉もあります。
【ピンク】
ピンクなど赤系統のあじさいには、明るい印象を持つことから元気な女性という花言葉があります。
ちなみに、赤系統のあじさいはヨーロッパでよく見られます!
花言葉って何?
あじさいには様々な花言葉がつけられています。これは、どの特徴に注目するか人によって違うためです。また、あじさいだけでなく他の花でもこのとこが言えます。
つまり、その花から受けた印象が花言葉になるのです!
逆を言えば、花言葉から花の様々な特徴を知れます。
なので、ぜひあなたの気になる花の花言葉を調べてみてください!
花の特徴を知れたり、思わぬ発見ができて楽しいますよ〜♪