女の子の子どもや孫が生まれたら、お誕生日と同じくらい気になるのが、桃の節句のお祝いですね!
でも、私は女性ですが、あんまり盛り上がらなかった記憶しかありません。
理由がよくわからないのにやってる行事だと、そうなっちゃいますよね…^^;
今回は桃の節句のお祝いの意味をもう一度考えてみます!
桃の節句って?
桃の節句は、ひな祭りですね!
女の子好みのアイテムだらけになる、まさに女の子のためのお祭り!
ピンク色の桃の花!ピンク色の桜餅!
ピンク・緑・黄色・白のパステルカラーで、まるくてコロコロした形が可愛らしいひなあられ!
同じくピンク・白・緑のパステルカラーが層になって、しかもダイヤ型の菱餅!
そして極めつけ豪華十二単のひな人形!
…けっこうお仕着せな感じがしますな。
女の子全員が全員、ピンク色と、甘ーいお菓子と、可愛らしいお花と、豪華な衣装と、お人形が好きなわけじゃないんですけどぉ…。
わたしも、ピンクよりブルーが好きだったし、お人形遊びもあまりしなかったしなぁ…。
あ、でもひなあられは好きでしたよ!笑
一体、ひな祭りはいつ頃からこんな感じなんでしょうか?
ひな祭りの由来
ひな祭りがいつから始まったのかは、実はよくわかっていません。
ただ、平安時代に貴族の女の子が、ひなあそびをしていた記録があります。
これは、小さなお家やお人形を飾る遊びと考えられているので、今でいうところの、リカちゃんとかバービー人形みたいな感じだったと思います。
いいですねー。十二単の着せ替え人形。いろんな色合わせを試してみたいわ。
小さな子どもが、家での習慣を学んだり、大人のやることを疑似体験したりするのに、お人形遊びをするのは、今も昔も一緒だったんじゃないでしょうか?
貴族と言ってもまだ幼い女の子。
「この唐衣(からぎぬ:十二単の一番上に着るやつ)が、うまく着せられないのーっ!」とか、「なんでこの几帳(きちょう:雅な感じの間仕切り)、ちゃんと立たないのー?!」とかで癇癪をおこし、ぶんっ!と放り投げて、壊れて更にギャーギャー泣くという、日常も想像できたりして…
きっと子どもたちの様子は、今と通じるものがあったと思うのですが、実はこの時代、乳幼児の死亡率は非常に高かったのです。
でも医療が発達していなかったので、厄除けとしてひな流しをしていました。
ひな流しは、子どもを襲う災厄を、子どもの身代わりの人形にうつし、それを川や海に流すことです。
これがひな祭りの元で、初めは紙などで作られた人形を流していました。
江戸時代になると、人形作りが盛んになり、高価な人形も作られるようになりました。
でも、高価な人形は川や海に流すわけにはいきません。毎年流してたらもったいない笑。
そこで、ひな人形はひな祭りの間だけ飾って、終わったらすぐに片付ける、という習慣になりました。
もとは、災厄を受けるのが役目の人形なので、いつまでも出していたら厄がいつまでも部屋にあって良くないというわけです。
だから、「ひな人形はすぐに片付けなさい!」って言われてたんですねー。
一年に一回しか出さないんだし、きれいだし、せっかく出したんだからもうちょっと飾っとけばいいじゃん…とか思ってました。
また、このひな流しが3月3日の上巳の節句(じょうしのせっく)の頃に行われており、春で、ちょうど桃の花の咲く頃だったため、桃の節句とも言います。
節句には元々、男女の区別はなかったのですが、5月の菖蒲(尚武)が咲くころの端午の節句が男の子のお祝いの日、華やかな花が咲くころの桃の節句が女の子のお祝いの日になりました。
…
なるほど…昔は、子どもがちゃんと成長するのは大変な事だったんですね…。
だから、桃の節句には子どもの健やかな成長と幸せをお祝いするんですね!
桃の節句をどうやってお祝いしよう?
桃の節句は、「ピンク!ピンク!」でちょっとお仕着せな感じがしてましたけど、ずーっと昔からの、親が子の成長を願う切実な思いから来ていたんですね…。
これを知ったら、なんかちゃんと桃の節句をお祝いしたくなってきました!笑
昔ながらのひな人形を飾るのももちろん良いんですけど、他にも色々なお祝いの仕方があると思います。
例えば、こんなのはどうでしょう?
こちらはガラスのひな人形。華やかだけどクールでカッコいい!
大人になってからもインテリアとして飾れますね♪
あと、これ意外な盲点なんですけど、木や布で出来てる昔ながらのひな人形って、長い間押し入れに収納したりしていて、だんだん痛んできちゃうのが心配。
でも、ガラス製ならその心配がありません。
いつまでたっても美しいまま!これ、実はおススメポイントです。
もしも、初節句でしたら、こちらはいかがでしょう。
初節句の写真をフォトフレームに入れて毎年ひな人形と一緒に飾れば、生まれたばかりの時の事を思い出したり、大きく成長した事が実感できますね♪
桃の節句は、女の子の健やかな成長をお祝いする日ですから、この日に写真を見返すのは、まさにうってつけではないでしょうか?
桃の節句のお祝いの意味を知ったら、自分の成長を願ってくれた親にも感謝したくなったし、健やかに成長している子どもたちにも感謝したくなりました!
これからは桃の節句をちゃんとお祝いしようと思います!