Japanese culture

日本文化を伝える観光2大問題!外国人観光客にもっと日本を好きになってもらいたい!

日本文化っていいですよね!

私は日本の文化が大好きなのですが、せっかくなら、最近増えている外国の方にも好きになってもらいたいと思うんです。それには、まず日本文化の魅力がしっかりと伝わる観光をしてもらうに限ります!

そしてその鍵となるのが、観光資源の中核になる文化財なのです。

今回、その文化財を観光資源としてどのように活用すればよいか、2つの問題を中心に考えていきます。

文化を体感し、共感へ

Cultural experience日本文化が息づく都市といえば京都でしょう。

最近では、2014、15年とアメリカの旅行雑誌「トラベル・アンド・レジャー」で、2年連続「世界一の観光都市」になりました!ちなみに、2016年は6位に落ちています。どうやら、人が多すぎて混雑が酷くなってしまったのが主な原因として考えられています。

この結果を見ると、京都の魅力、ひいては、日本文化の魅力が伝わっているような気もします。

しかしながら、ユーロモニターによる外国人訪問客数で見ると、京都は2015年の数で89位となっています。

これだと、「本当に日本文化の魅力が伝わっているのかな?」と思ってしまいます。

これは、私が二条城に行った時に思ってしまったことなんです。

二条城は、言わずと知れた有名な観光地で、大政奉還が行われた所です。その大政奉還が行われた広間の直ぐ側まで行くことができ、中も見れます。私としては、ここがそうなんだと感動したもんです。

ですが、これはあくまで私が歴史をある程度知っていたからに過ぎません。

そこには、解説するものなど何もなかったので、おそらく知らない人には全く伝わらないでしょう。

つまり、日本の文化財って、結局「箱物」だけなんですよね。

これでは、文化の魅力が伝わるどころか、その内容すら伝わりません!

せっかく文化の「器」があるのだから、それぞれの形に合わせて文化を「体感」できるようにすべきです。

これは、ネット社会になり、わざわざそこに行かなくても情報を入手出来るようになった現代において、よりいっそう大切になるでしょう。

そして、最後に目指すべきは「共感」にあると思います。

例えば、ヨーロッパの人は長い時を経たものに敬意を持ちます。

これは、数百年の時をかけて建物を建てたりすることからも明らかです。ちなみに、有名なサグラダ・ファミリアは1882年着工で、このような建物がヨーロッパにはいくつかあります。

そこで、日本の建物に興味を持ってもらうのならば、その築年数だけでなく、修復などに使った木材を育てるのにかかった年数を伝えるべきでしょう。これも百年単位の年月がかかる場合があります。それは、今の人達が昔からの文化をしっかりと受け継いでいる何よりの証拠となるからです。

このように、自分たちと似たようなものを感じ取ってもらえれば、より日本文化を知ろうとし、魅力に気づいてもらえるのではないでしょうか。

忘れてはいけない保存の問題

Preserving cultural propertiesさて、今まで「活用」することに注目してきましたが、もちろんそんなことをすれば文化財は痛みます。特に日本の文化財は、「わび、さび」とは「わびしい、さびれている」のことだ、なんて揶揄されたりします。

これは、文化財が壊れでもしない限り、修理されたりしないことに起因します。

こんな状況で「活用」なんて無理です。

なので、如何にして日常的なメンテナンスをするかが問題になります。

そして、それには端的に言って金がかかります。ハッキリ言って日本はこの金が少なすぎます。

しかし、日本の社会保障費などが増えている現在、声高に主張することも出来ないのです。

そこで、「もっと文化財を活用してもらって、多くの人にその有用性に気づいてもらい、ついでにお金も稼ごう!」となっているのです。本当に痛し痒しな状況なんですね。

ですが、やはりしっかりと文化財を次世代に残していかなくてはなりません。

ですので、出来る限り慎重に「活用」を考えるべきでしょう。

ついでに、私個人としては、「箱物」の天守閣などを建てるより、現在、残っている「本物」の文化財の「保存」に力を入れて欲しいと思います。

観光立国としてはまだまだ道半ば

Tourism Nation・体感できる文化財の「活用」を考え共感してもらう
・日常的なメンテナンスをして、しっかり「保存」する

今回は、この2つを観光の問題点として考えてきました。

こう見ると日本はまだまだかなと思います。

しかし、これが実現されれば、もっと日本文化が日常的に楽しめるようになるでしょう。




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