花瓶

華道部のあるある5選を元華道部が語ってみた!

高校時代に華道部だった経験をもとに、「華道部あるある」をまとめてみました。

この「華道部あるある」を読めば、華道部をやってみて初めてわかるリアルな部分を知ることができます。

華道の経験者の方はもちろん!!

華道(部)に興味のある方、学生さんで何の部活に入るか迷っている方、必見です!!

華道部に入った理由

私の母校の華道部は週1回の活動だったので、学業との両立がしやすく、放課後も友達との時間が取りやすかったので、帰宅部になるならと華道部に入部しました。

また、お免状という資格が取れるのも理由の一つです。

このお免状、資格なので履歴書に書くことができます!!

華道の三大流派

華道には、300以上の「流派」があると言われています。

ここでは代表的な三つの「流派」を紹介します。

それぞれ特徴があるので、ご自身でお教室を探される方は、ぜひ参考にしてみてください。

【池坊(いけのぼう)】
日本最古の流派と言われています。枯れかけ、色褪せ、虫食いなど、草花の生命に寄り添い、あるがままの姿を生かすことを理念としています。「立花(りっか)」「生花(しょうか)」「自由花(じゆうか)」の3つのスタイルがあります。

【草月流(そうげつりゅう)】
形式にとらわれず、自由であることが特色の流派です。斬新な発想を取り入れて、枯れ枝や石や金属なども花材として使用します。

【小原流(おはらりゅう)】
「盛花(もりばな)」という、テーブルの上に盛るように生ける「型」を創り、より多くの人に親しんでもらえる生け花のスタイルを考案した流派です。ちなみに私の母校の華道部は小原流でした。

華道(部)経験者あるある

①お花の種類を自然に覚える

お花を生けていくうちに、自然とお花の種類を覚えます。

また、外で咲いている草花や木々にも興味を持つようになるので、植物に詳しくなる方は多いと思います。

華道部は元々お花好きも多く、私の学校では全員女子部員でした。

ここで、華道でよく使われていたお花を紹介します。

【バラ】
定番のバラは結構な頻度で花材に入っていたと思います。

バラのとげに注意しながら、生けていました。
バラ


【ガーベラ】
ガーベラもバラと同じくらい使用していた記憶があります。

ガーベラが入ると、カジュアルで可愛らしい印象になります。

ガーベラ


【トルコキキョウ】
華道部に入って知ったお花の一つです。

お花屋さんで作ってもらう花束やアレンジにも入っていることが多いです。

トルコキキョウ


【デルフィニウム】
爽やかなブルーがきれいなお花です。

デルフィニウムは大きく3種類に分けられます。

下の写真はシネンシス系(スプレー咲き)ですが、
花材でよく見ていたのはエラータム系(一本で大きくたくさんお花をつけるもの)です。

デルフィニウム


【オンシジウム】
鮮やかな黄色い小花が特徴的なお花です。
メインで使うお花というよりは、主役を引き立たせてボリュームを出すためのサブ的なお花と言えます。


【リンドウ】
青紫色の花を咲かせる古典的なお花です。

秋のお花で、生け花にすると凛とした雰囲気があります。

リンドウ

②自然と茎を斜めに切るようになる

切り花の水を吸い上げる力を引き出す方法のことを「水揚げ」と言います。

「水揚げ」の中で、一般的な方法が「水切り」です。

「水切り」は、茎を水の中に入れた状態でハサミで茎を斜めにカットします。

茎を斜めに切るのは、切り口の断面積が広がり、水の吸い込みが良くなるからです。

華道経験者は「水切り」を知っているので、花束といった切り花を生けなおす時に、自然と茎を斜めに切る癖がついています。

③剣山に花をさすのが想像してたより難しい

花をとめる剣山に、花をさすのは思っているより難しいです。

お花が重みで倒れてくることがあるので、自分の思い通りの位置に生けるのは、なかなか難しいです。

何度も生けなおすと茎がボロボロになってきて、切り直していくうちに花が短くなってしまうことも。

また、枝物を切ったり、剣山にさしたりするのも、思っていた以上に力が必要になります。 

④先生に手直ししてもらうと、全く違う作品になりがち

生け終わった後に先生に手直ししてもらうと、自分が作ったものからどんどん遠ざかっていくことが多々あります。最終的に全く違う作品になることも…。笑

確かに、先生が生け直したものの方が良い。バランスよく生けるのは難しいです。

⑤花袋を持っている人は華道(部)経験者

お稽古終了後は、花袋にお花を入れて持ち帰ります。

よって、花袋を持っている人は華道をやっている人だとわかります。

花袋とはその名の通り、お花を入れる華道具の事です。

お花が折れないように細長くて大きいのが特徴です。

下記の花袋は、ファスナーが付いた手さげ型のタイプのものです。


袋の口元が広く開き、花の出し入れがスムーズなので大変おすすめです♪

この様な花袋にお花を詰めて帰宅後、自宅でも生け直して教わったことを復習します。

ちなみに高校生の時に、疲れて家でお花をそのままにしていたら、翌日、母が生け直してくれていました。

母は別の流派の華道経験者なのですが、私より上手でした。

華道部、おすすめです!!

花

学校に華道部があり、部活に入らないまま帰宅部になっていて、お花に興味があれば、華道部なかなかおすすめです!!私が高校生の時も途中から入部した同級生がいました。

大人の方も1日から体験レッスンを受けられるものがあるみたいなので、ご興味のある方はぜひ一度、生け花体験してみて下さい!!

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