当たり前の話ですが、日本語は文にして残す時に『漢字』を用います。
ひらがなやカタカナも用いますが、意味を的確に伝えるためには『漢字』は必要不可欠です。
意味が的確に伝わるのは、漢字が象形文字だからですが、その分類分けをしているのは部首ですね!
その中で面白い意味の部首があるのでご紹介したいと思います☆
貝偏(かいへん)
使われている漢字:財 買 賃 etc…
なんだか景気の良さそうな字が並びますよね!
ジャラジャラとお金の音がどこかしらから…笑
そう!貝偏はお金に関わりのある漢字なのです☆
え?何故お金???金偏でいいじゃん!?
そう思った方も多いはず^^
しかし、私たちが普段使っている『お金』というものは、日本では8世紀頃に生まれたもので、それまでは物品貨幣、物々交換が主流でした。
その中でも、古代中国は貨幣の代わりに貝を用いていた様で、売買の関係する漢字には『貝』を当てはめました。その漢字が日本に渡ってきたので、お金関係は『貝』がつく漢字ばかりなんです!
この事を知ってから、私は貝偏の漢字の見方が変わるより、貝そのものの見方が変わりました(笑)
何だか貝を食べるだけでお金持ちになれる様な……(¥▽¥)
巾偏(きんべん)
使われている漢字:帳 幅 布 etc…
完全に個人的な好みなのですが…巾偏好きです(笑)
理由は直線で画数が少ないし、縦線を堂々と書いてからの、最後の跳ねがとってもスッキリするから☆
この部首は、布きれにひもをつけて差し込む(腰に身につける)象形文字からきています。
なので、『巾』は布切れを表します!
ということは、私が一番書く時に満足する最後の直線は、腰から下を表していて、最初に書くところがヒラヒラはためく布ということです☆
なんだかそう考えると、『巾』が人に見えてきませんか…? あれ!?気のせい??f^^;
犬・犭偏(いぬ・けものへん)
使われている漢字:狼 猫 猟 etc…
動物そのものを表す、もしくは動物に関わることの漢字に多く出てくるけもの偏。
実は、『犭』は、今使っている漢字の『犬』と、元は同じ字なのです!(OoO)
確かに、『犭』を右に曲げると『犬』の字に近くなりますね!
犬は、2000年以上前から人々の生活に密着しており、一番身近にいる生き物と言えば犬だったのでしょう。
その獣のグループとして、字に犬の象形文字が使われました☆
今も愛され続けている犬が、まさかそんな昔からいたなんて驚きですッ!!!
肉月(にくづき)
使われている漢字:肩 臓 腰 etc…
これよく『月偏』と勘違いされるんです(汗)
かく言う私も今まで知らなかったですが…全く別物の様です。
だからてっきり、『朝』や『服』は同じ部首だとばかり思っていました。
だって、『月』は全く同じ形ですもの!!!
月偏と肉月の意味としては、
月偏:時間や月に関する漢字の部首
(使われている文字の数が少ない、文字の右部分についていることが多い)
肉月:肉や体に関する漢字の部首
(文字の左部分についていることが多い)
と、だいぶ違い、元の象形文字も形が違うのですが、いつの間にか同じ形の部首になりました。
なんか面白いですね〜^^
ルーツを辿れば…
元を辿れば同じ字、あるいは違う字の時もある漢字。
分解する時に考えると、部首と言う物はとても便利で整理されています☆
漢字について調べようと思う時には、部首を上手く使って調べてみるのがオススメです!
このように、漢字の部首それぞれの意味を知ると、より深く意味が理解することができます。
そうすれば、文章を読むのが苦手な人でも、楽しく文字を読めるようになるかもしれませんよ^^
ぜひ、今回ご紹介した以外の部首も調べてみてくださいね☆