忍者は身のこなしが軽く、水中に隠れていたり、煙幕で姿を眩ましたりと、神出鬼没な存在です。
その不思議な動きをする忍者は国内外問わず大人気♡
忍者を題材にした小説や漫画も多く、特に漫画は海外版も出版されるほどの人気ぶりです!
今回はそんな忍者漫画の中でも、おすすめの忍者漫画をご紹介いたします☆
NARUTO(ナルト)
ご紹介するまでもない程に知られている、忍者を題材にした漫画の代表格です。
作者は岡山県出身の 岸本斉史さん。
NARUTOは海外での人気も高く、コスプレをする外国人の方も多く居ます。
主人公の名前は「うずまきナルト」。
作者も連載開始時は、これほどまで人気が出ると思わなかったのか、うずまきナルトって…(笑)
今では新作歌舞伎の演目としても上演される、押しも押されぬ人気忍者漫画です。
バジリスク ~甲賀忍法帖~
漫画喫茶を始め、コミックが置いてある喫茶店や町医者の待合室などでよく見かけます☆
原作は『甲賀忍法帖』の著者、山田風太郎さん、作画は福岡県出身のせがわまさきさんです。
伊賀流の忍者をモチーフにした漫画が多い中、こちらは甲賀流です。
地理的には、伊賀と甲賀はそれほど離れた場所ではないのですが、流派が違えば術も違うのか…。
絵のタッチと人気ぶりから、何とパチンコ台にまでなっている忍者漫画です。
忍たま乱太郎
歴代のジャニーズが歌う主題歌「勇気100%」は、今でも健在のこの漫画。
NHKの人気アニメとしてよく知られています。
原作は兵庫県出身の尼子騒兵衛さん(女性です)
主人公の乱太郎を始め、きり丸としんべヱを仲間に、忍者修行をしながら成長?する漫画です。
実はこの3人、ちゃんと苗字というか、名乗り口上があることはご存知でしょうか。
乱太郎は「猪名寺 乱太郎」
きり丸は「摂津のきり丸」
しんべヱは「福富 しんべヱ」
と言います。
ギャグ漫画としては意外にも、しっかりとした名前が付けられていますね☆
NINKU(忍空)
そんな人は筆者と同世代かもしれません(笑)
何故か口からいつも舌を出している愛嬌たっぷりの主人公。
でも忍者としては凄腕なんです。
作者は東京出身の桐山光侍さん。
タイトルの忍空は忍術と空手を合わせたものだそうです。
テレビアニメとしても放送されましたが、原作とは違うオリジナルストーリーが多かったんです。
ファンにとっては嬉しいような、原作と比較したいような、複雑な心境でしょうか。
忍者ハットリ君
話し言葉の語尾に「にん、にん」を付ける、忍者ハットリ君は、藤子不二雄Ⓐさんの漫画です。
藤子不二雄として覚えている人も多いかもしれませんが、実は執筆は藤子Ⓐさんです。
自身の作品の中でも一番のお気に入りだとか。
藤子Ⓐさんのご出身は富山県氷見市で、忍者ハットリ君のラッピング列車が運行されています。
そうそう。ご紹介を忘れておりましたが、ハットリ君は「伊賀流」忍者です。
後に元SMAPの香取慎吾さんによって実写化されました。
カムイ伝
原作は東京都出身の白土三平さんが担当し、作画は岡本鉄二さんが担当されていました。
忍者修行が主題という訳でなく、江戸時代の身分の違い(階級)を描いた漫画としても人気です。
連載開始から50年以上が経過してもなお完結していないこの漫画。
完結するのかハラハラするのは、ガラスの仮面と同じです(笑)
絵のタッチは、現代の漫画と比べると、やや時代を感じますね。
赤塚富士夫さんや手塚治虫さんが活躍した時代を彷彿させる作風です。
明治失業忍法帖
ガラリと雰囲気を変え、女性コミックから忍者漫画をひとつ紹介しましょう。
作者は北海道出身の杉山小弥花さん。
ジャンルとしてはラブコメディに属します。
女性コミックらしい、線の細い美しい作画です。
明治時代に移行し、忍びの者も不況の波には勝てぬといった題材で、大変コミカルで読みやすいです。
女性忍者も「くのいち」として、女性ならではの活躍の場があったのは、スパイと同じですね。
もしかしたら現代にも「くのいち」は居るかもしれません。
古くから知られる忍者漫画
忍者赤影、くノ一捕物帖、伊賀野カバ丸、伊賀忍法帖、サスケなどなど。
新旧の判断は人それぞれの判断になるのですが、今回は筆者の独断と偏見で選びました♪
しかし、どの作品も素晴らしいと思います。
忍者は全国に居る?
忍者は伊賀流と甲賀流が最も知られていますが、実は全国各地に居ました。
お殿様や官職の密偵として、必要不可欠な存在だったのです。
海外ではスパイ(諜報部員)が主ですが、日本は鎖国の影響もあったのでしょう。
独特な衣装や動き、そしてからくり屋敷など、海外の人の目には摩訶不思議に映るのかもしれません。
今もきっと、どこかに潜んで居るかもしれませんよ…!?